2016.06.21 - 27

イギリス国民投票。

こんなに海外の投票を注視したの、人生で初めてだな。

「何だかんだで残留で終わるだろうし、でも株価はしばらく不安定化するだろうから落ち着くまでノーポジで様子見やなー」ぐらいの気分だったんだが、何だコレ。



日経平均、マイナス1000円超えた。

日経平均がこんだけ下がるってのは、逆に言うと今日この時まで「どうせ残留なんやろ?放置放置」で株握ってた人がそんだけ多いってことなんだろな。



もう「不況・移民に仕事取られて無職」を「ポリコレでシバいて一部のオッサンに全部押し付ける」が限界だという話だなぁこれ。

何でこう、移民受け入れ推進論者は移民受け入れとそれによる失職者の大量発生の影響を激安に見積もるんだろうな…。実際はこんなに大変なことなのに。

「移民に取られる程度の仕事しかしていないお前らwww」みたいなことばっか言うけど、それって「移民受け入れと引き換えにお前らは死ね」と叫んでるのと同じなことにあまりに無自覚なんだよな。それを殺される側が聞き入れるわけねーだろっていう。

そういう状況で反移民をナショナリズムとしか解釈できない・できなかった、もしくはレイシストとレッテル貼って黙らせ続けようとしたのは終わってると思うし、そんなんだから離脱が勝っちゃうんだろうな。

他人を殴り続けて「殴られていると思ったり痛いと感じたりするお前が間違ってる!」と言い続けてるようなもんで、実際殴られてるし痛いんだから口先で騙すにも限度が来る。



しかしまぁ、今回に関しては本当に予想してなかったよ。下馬評どこ見ても「接戦だが最後は残留が勝つ」だったもの。

本当に、国民投票って怖いなと思った。「こっちで良いんだが圧勝も困るのでお灸のつもりであっちに投票」とか通用しないんだもの。

「直接民主主義より間接民主主義が優れている理由」を凝縮して見せられた気分。

直接民主主義は「とにかく投票しろ、お前の考えの深さは知らん」で、それじゃ「熟慮した1票」は「何も考えない1票」に押し潰される。それじゃ不味いってんで、「熟慮する人を選んで、その人に上手いことやってもらおう」というのが間接民主主義。

で、間接民主主義の下でも重大な決定事項は国民投票による直接民主主義やろうってのは「重大な決定事項なら皆熟慮するだろう」という前提なのだろうけど、実際やってみると全然そんなことはなかった、と。

今日解ったことはそういうことやね。

丁半博打とそんなに変わらんということだ。



「移民の多い地域は残留派だった」と言うけれど、同時に学歴や所得の相関もあるわけで、「移民を使う側」は残留で「移民に危機感を覚える側」は離脱という事だと思ってる。

「移民の割合が高い地域」は「学歴や所得の高い、勝ち組の地域」でもあるわけでしょ。そりゃ残留ですよねと。

移民に奪われるリソースを払う貧乏人はイギリス全土にかかる以上、「移民の割合の過多」から「移民が多い地域は残留だったから移民関係無い」は無理がある。

「イギリスがEU離脱なら、移民流入させる」マクロン仏経済相
これは3月の話ですけど、まぁこれ一つ取っても移民の押し付け合いと反感が離脱に繋がったのは間違いないですよ。



一時99円だった円ドルも今102円だしダウもそこまで下げなかったようだしで、月曜には買戻しの動きが広まって落ち着くのではないのかなと思う。ただ102円のまま落ち着かれるようだとちと不味いか。

日経平均・ダウ・英FTSETM100指数・独DAX30指数で、一番下げてるのが日経平均というのが納得行かない。いや理由は解りやすいが。信任が比較的高い円が一斉に買われてすべての通貨に対して円高入ったのと、離脱勝利確定時に商いやってたのが東証だからでしょ。ほぼ運やんけ。

英FTSETM100指数が一番軽傷なの、マジ納得いかない。

世界見回しても、日経平均がダントツで一番ダメージ食らっとる。



ホワイトカラーエグゼンプション。

「そんなにホワエグに反対ばかりして、お前ら労働者はどうなりたいのか?」という話は、逆に「ホワエグがどういった労働者のメリットを実現するのか」を考えた方が良いと思います。ホワエグはどう考えてもメリット無く残業代をゼロにする話にしか聞こえないので。

労働者としては「残業せずに済むならしたくないし、残業せざるを得ない状況(忙しい=儲かってる)なら相応の残業代は欲しい」という当たり前の話しか出しようが無いし、その当たり前が崩されるのが目に見えてるから拒絶しているわけなので。

実際、ホワイトカラーエグゼンプションの議論で「働く側のメリット」がまともに提示されたことが無いじゃないですか。「働かせる側のメリット」ばかりで。

サビ残横行している状況なのだから行政の打つ手としては「労基署の強化」で良く、「ホワエグでサビ残を合法化できなければ打つ手が無い」はということはさすがに無いと思います。



行政は行政としてやることをやるべき(適切な規制と監視など)であって、行政が企業のやること(利潤の追求のための人件費カット)を模索したらアカンやろと思う。企業のやることは企業の権限で企業がやるべき。

「警察が足りないので強盗を取り締まれません、よって強盗を合法化します」とか言い出さないし、言い出されても普通に「いや警察増やせよ!!」ってツッコミ入るでしょ。ホワエグ議論と労基署強化ってそういう話だと思うんだけども。

すき家からバイトが逃散して第三者委員会が労働改善報告書を出して、ようやく快復してきたように、一旦壊れた労働環境というのは外部が締め込みやらないと直らんと思います。ましてや行政が締めるべきを緩めた日には…。



蛭子能収の漫画。

蛭子能収コレクションがKindleで1冊100円だったので好奇心から読んでみてるが、

   この人、やべぇ。


なるほどこれが「天才」「ガロ系の極北」言われるわけか。わかる。

「今日見た夢」を原寸大そのまま描かれて見せられた感じっつーか、「とんち番長」の有名な1枚を延々・淡々と続けられる感じっつーか。

「蛭子能収がキチガイと思われて、誰も会いたがらなかった」っての、作品読むとガチな話なのが解る。オレだって知らなきゃこんなもん描く人と会いたくねぇ。


普通に漫画書けるレベルの人って、どんなにシュールなものを書こうとしてもそれなりに話に起承転結付けようとするからどうしてもある程度まともなものになるわけですよ。で、蛭子能収の漫画って、そういうストッパーが完全に振り切れてんのよ。だからスゲーヤバいもの見せられてる気がする。

何かキメてないと描けないだろこんなの…。

これはマジで損しないから漫画が好きなら読んだ方が良い。



etc.

世の中をゲーム的に考えた時に、「物を仕入れて売る」というのが物理攻撃や攻撃呪文だとしたら、「広告」というのは攻撃補助呪文だわな。で、それが時には「バイキルトの重ねがけ」レベルに強かったりする。広告展開だけで、やりようによっては馬鹿みたいに売れる。

カードゲーム風に「広告」の効果を説明すると、「コストを消費して、代わりに少し世の中の認識を変えることができる」みたいな感じなんだろうな。

世の中の色々な行動について、表層的な話ではなくルールを明文化した上で、カードゲームでカードを切るようにそういった行動を選択していけると、強くなれる気がする。戦うならまず戦い方知らんと話にならんしな。



久しぶりにテレビで長嶋茂雄のしゃべっているのを見てるが、麻痺で舌が回ってないだけで、メチャクチャしっかりしてるな。こんなにしっかりしてると思わなかった。



船越英一郎はいつもメチャクチャコミカルでオーバーな演技なんだけど、にも関わらずそれが不自然に感じないのが凄いと思う。



2週連続で延々とCRマクロスF2打ち込んだ結果、とりあえずdミュージックで「Get it on ~光速クライmax」買った。

CCCDの辺りからずーっと色々あったけど、15年ぐらいかけてやっと「曲が欲しいと思ったらネットで1曲単位ですぐ買える」という世の中になったのは本当に良いこと。


2016年07月01日 Twitterまとめ トラックバック:0 コメント:0

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